[ブログ記事監修者]


前原充喜
柔道整復師


オレンジ整骨院グループの前原充喜です。日々の臨床を通して感じることや、ケガ・不調の原因、そして健康を維持するための考え方を、できるだけ分かりやすく発信していきたいと思っています。
私たちオレンジ整骨院グループは「地域の皆さまの健康寿命をのばすこと」「患者様のご卒業」を共通の目標として掲げています。その想いを共有する仲間たちと共に、金町オレンジ鍼灸整骨院・京成金町オレンジ整骨院の現場からも、確かな知識と実践的な情報をお届けしてまいります。


左側の腰の痛みに悩まされていませんか?「もしかして重大な病気?」と不安に感じたり、「どこに行けば良いのか分からない」とお困りの方もいらっしゃるでしょう。この痛みは、日々の姿勢の歪みや筋肉の疲労だけでなく、時には内臓の不調が原因となっている可能性もあります。この記事では、左側の腰の痛みがなぜ起こるのか、その多様な原因を詳しく解説し、ご自身でできる対策や、整骨院で受けられる専門的な改善法までを分かりやすくご紹介します。読み終える頃には、あなたの左腰の痛みに対する理解が深まり、適切な対処法を見つけるための第一歩を踏み出せるはずです。
Contents
1. 左側の腰の痛み、放置していませんか?
日常生活の中で、ふとした瞬間に左側の腰に痛みや違和感を覚えることはありませんか。「少し休めば治るだろう」「一時的なものだ」と軽く考えて、そのまま放置してしまっている方も少なくないかもしれません。しかし、その左腰の痛みは、単なる疲れや筋肉の張りだけでなく、身体からの大切なサインである可能性があります。
左側の腰の痛みは、放置することで症状が慢性化したり、徐々に悪化したりするケースが非常に多く見られます。最初は軽い痛みだったものが、やがて日常生活に支障をきたすほどの強い痛みに変わってしまうこともあります。例えば、長時間の立ち仕事や座り仕事が辛くなったり、寝返りを打つたびに目が覚めてしまったり、趣味のスポーツを楽しめなくなったりと、生活の質を大きく低下させてしまうことにも繋がりかねません。
さらに、左腰の痛みには、姿勢の歪みや筋肉疲労といった一般的な原因だけでなく、見過ごされがちな内臓の不調や、より深刻な疾患が隠されている可能性もあります。自己判断で痛みの原因を特定することは難しく、適切な対処が遅れることで、本来であれば早期に改善できたはずの症状が悪化してしまうことも考えられます。「いつものことだから」と軽視せず、ご自身の身体が発するサインに真剣に向き合うことが大切です。
この先の章では、左側の腰の痛みがなぜ起こるのか、その多様な原因について詳しく解説していきます。そして、整骨院でどのように原因を特定し、どのようなアプローチで改善へと導いていくのか、具体的な方法をご紹介します。ご自身の左腰の痛みと向き合い、根本的な改善を目指すための一歩を、ここから踏み出してみませんか。
2. 左側の腰の痛みの主な原因とは
左側の腰の痛みは、日常生活の習慣から、時にはより深刻な状態まで、さまざまな原因が考えられます。ここでは、特に多く見られる原因について詳しく解説いたします。
2.1 姿勢の歪みと骨盤の傾き
現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、また無意識のうちに片足に重心をかける癖などにより、姿勢が歪み、骨盤が傾いてしまうことが非常に多く見られます。骨盤が左右どちらかに傾くと、体全体のバランスが崩れ、特に左側の腰部に過度な負担がかかりやすくなります。
例えば、猫背や反り腰といった不良姿勢は、背骨や骨盤の自然なS字カーブを損ね、特定の筋肉に継続的な緊張を強いることになります。その結果、左側の脊柱起立筋や広背筋、殿筋群などが常に緊張状態となり、血行不良や疲労物質の蓄積を引き起こし、痛みを発生させてしまうのです。
2.2 同じ体勢による筋肉疲労
長時間同じ体勢を続けることも、左側の腰の痛みの大きな原因の一つです。例えば、長時間のデスクワーク、立ち仕事、車の運転、あるいは中腰での作業などが挙げられます。
同じ姿勢を保ち続けることで、左側の腰方形筋や脊柱起立筋、大腰筋などの筋肉が持続的に緊張し、硬くなってしまいます。筋肉が硬くなると、その部位の血流が悪化し、疲労物質が蓄積されやすくなります。これにより、筋肉の柔軟性が失われ、ちょっとした動きでも痛みを感じやすくなることがあります。特に、体の左側に偏った動作や姿勢を繰り返していると、左側の筋肉にのみ過剰な負担がかかり、疲労が蓄積しやすくなります。
2.3 椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症
腰の痛みの中には、背骨の構造に関わる状態が原因となっているケースもあります。特に、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は、神経を圧迫することで強い痛みやしびれを引き起こすことがあります。
椎間板ヘルニアは、背骨のクッションの役割を果たす椎間板の一部が飛び出し、近くを通る神経を圧迫する状態です。もし左側にヘルニアが飛び出した場合、左側の腰に強い痛みが生じたり、その痛みが左のお尻や太もも、ふくらはぎ、足先にかけて広がる「坐骨神経痛」の症状を伴ったりすることがあります。しびれや感覚の異常、筋力低下が見られることもあります。
一方、脊柱管狭窄症は、加齢などにより背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで症状が現れます。特に特徴的なのは、少し歩くと痛みやしびれで歩けなくなり、前かがみで休むと症状が和らぐ「間欠性跛行」と呼ばれる症状です。左側に狭窄が生じると、左腰から下肢にかけて痛みやしびれが生じることが多くなります。
これらの状態が疑われる場合は、専門家による正確な判断と適切な施術が非常に重要です。
2.4 坐骨神経痛による左腰の痛み
「坐骨神経痛」とは、特定の病名ではなく、坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで生じる痛みやしびれの総称です。左側の腰の痛みに伴って、お尻や太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが広がる場合、坐骨神経痛の可能性があります。
坐骨神経は、腰からお尻、太ももの裏を通って足先まで伸びる体の中で最も太い神経です。この神経が左側で圧迫されると、電気が走るような鋭い痛みや、焼けるような痛み、しびれ、時には麻痺感が生じることがあります。
坐骨神経痛の原因は多岐にわたりますが、代表的なものとして前述の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のほか、お尻の奥にある梨状筋が坐骨神経を圧迫する「梨状筋症候群」などが挙げられます。
坐骨神経痛の主な原因となる状態と、それに伴う左側の症状は以下の表でご確認いただけます。
| 原因となる状態 | 左側の坐骨神経痛の主な症状 |
|---|---|
| 椎間板ヘルニア | 左腰の強い痛み、左のお尻から足先への放散痛、しびれ、感覚異常、筋力低下 |
| 脊柱管狭窄症 | 左腰から下肢への痛みやしびれ、間欠性跛行(歩くと痛みが出て休むと楽になる)、冷感 |
| 梨状筋症候群 | 左のお尻の深部の痛み、左太ももの裏やふくらはぎへの放散痛、しびれ(特に座っている時に悪化しやすい) |
| 仙腸関節の機能障害 | 左側の腰部や殿部の痛み、下肢への関連痛、歩行時の痛み |
これらの症状は日常生活に大きな支障をきたすことがありますので、早めに専門家にご相談いただくことをおすすめします。
3. 見逃せない内臓疾患が原因となる左腰の痛み
左側の腰の痛みは、筋肉や骨格の問題だけでなく、時に内臓の不調が原因となっていることがあります。内臓が原因の場合、腰痛の他に様々な症状を伴うことが多く、自己判断せずに専門家への相談が非常に重要になります。ここでは、左腰の痛みと関連する可能性のある主な内臓疾患についてご紹介します。
3.1 腎臓結石や尿路結石
腎臓は左右の腰部に位置する臓器で、体内の老廃物をろ過し尿として排出する役割を担っています。左側の腎臓や尿路に結石ができると、左腰に激しい痛みを引き起こすことがあります。
この痛みは「疝痛」と呼ばれ、突然始まり、波のように強くなったり弱くなったりするのが特徴です。痛みは背中からわき腹、さらには下腹部や足の付け根へと広がることもあります。また、血尿、吐き気、嘔吐、発熱などの症状を伴うことも少なくありません。これらの症状が見られる場合は、速やかに専門家にご相談ください。
3.2 子宮内膜症や卵巣嚢腫
女性の場合、子宮や卵巣といった骨盤内の臓器の疾患が左腰の痛みとして現れることがあります。特に、子宮内膜症や卵巣嚢腫は、左腰の痛みの原因となることがあります。
子宮内膜症では、子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所にでき、月経周期に合わせて強い痛みが生じます。生理痛が普段より重い、生理時以外にも腰痛がある、性交痛、排便痛などの症状が特徴です。卵巣嚢腫は、卵巣に液体がたまって腫れる病気で、初期には自覚症状がないことが多いですが、大きくなると下腹部の張りや左腰の鈍い痛みを引き起こすことがあります。これらの症状に心当たりのある方は、専門家への受診をお勧めします。
3.3 大腸の疾患
大腸は消化器系の一部で、特にS状結腸や下行結腸は体の左側に位置しています。これらの部位に炎症や病変が生じると、関連痛として左腰に痛みを感じることがあります。
例えば、大腸憩室炎や潰瘍性大腸炎、クローン病などが挙げられます。これらの疾患では、腹痛、便通異常(下痢や便秘)、血便、発熱、体重減少などの消化器系の症状を伴うことが多いです。腰の痛みは、鈍い痛みやしびれるような感覚として感じられることがあります。消化器系の症状と合わせて左腰の痛みがある場合は、専門家による詳しい検査が必要となることがあります。
このように、左腰の痛みは内臓疾患のサインである可能性も考えられます。筋肉や骨格の問題とは異なる特性を持つため、症状に異変を感じた場合は、決して自己判断せず、専門家にご相談いただくことが大切です。
| 考えられる内臓疾患 | 主な関連症状 | 痛みの特徴 |
|---|---|---|
| 腎臓結石・尿路結石 | 血尿、吐き気、発熱、排尿時の痛み | 激しい波のある痛み(疝痛)、背中からわき腹、下腹部への放散痛 |
| 子宮内膜症・卵巣嚢腫(女性の場合) | 重い生理痛、性交痛、排便痛、下腹部の張り、不正出血 | 月経周期に関連した痛み、鈍い痛み、下腹部の違和感 |
| 大腸の疾患(例:憩室炎、潰瘍性大腸炎) | 腹痛、便通異常(下痢・便秘)、血便、発熱、体重減少 | 鈍い痛み、しびれるような痛み、消化器系の症状と連動 |
4. 整骨院が教える左腰の痛みの改善法
左側の腰の痛みは、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。整骨院では、その痛みの根本原因を見極め、一人ひとりの状態に合わせた丁寧な施術で改善を目指します。
4.1 痛みの原因を特定する重要性
左腰の痛みを効果的に改善するためには、まずその痛みがどこから来ているのかを正確に特定することが最も重要です。表面的な痛みだけでなく、身体全体のバランスや生活習慣まで深く掘り下げて原因を探ります。
4.1.1 専門家による丁寧な問診と検査
当院では、お客様の左腰の痛みの原因を特定するために、次のような丁寧な問診と検査を行います。
| 項目 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 詳細な問診 | いつから、どのような状況で痛みが生じたか、痛みの種類、強さ、頻度、過去の病歴や怪我、現在の生活習慣(仕事内容、運動習慣、睡眠状況など)を詳しくお伺いします。 | 痛みの背景にある生活習慣や身体的特徴を把握し、痛みの原因の仮説を立てます。内臓疾患の可能性を示唆する兆候がないかを確認し、必要に応じて専門機関への受診を促すための判断材料とします。 |
| 視診・触診 | お客様の姿勢、骨盤の傾き、背骨の湾曲、左右のバランスを目で確認し、実際に筋肉や関節の状態を触って確認します。痛みのある部位だけでなく、関連するお尻や股関節、背中などの状態も丁寧に確認します。 | 骨格の歪み、筋肉の緊張、炎症の有無、左右差などを客観的に把握し、痛みの直接的な原因や関連する部位を特定します。 |
| 動作分析 | 腰を曲げる、反らす、捻るなどの基本的な動作や、お客様が日常で痛みを感じる特定の動作を行っていただき、その際の身体の動きや痛みの出方を観察します。 | どの動きで痛みが増すのか、どの筋肉や関節に負担がかかっているのかを明確にし、具体的な施術計画を立てるための重要な情報とします。 |
これらの丁寧な検査を通じて、お客様一人ひとりの左腰の痛みがどこから来ているのか、具体的な原因を突き止め、最適な改善プランをご提案いたします。
4.2 身体のバランスを整える
左腰の痛みの多くは、身体の土台である骨盤の歪みや、それに伴う姿勢の崩れが原因で起こります。整骨院では、これらの根本的な問題にアプローチし、身体全体のバランスを整えることで、痛みの改善と再発防止を目指します。
4.2.1 骨盤矯正や姿勢改善の施術
骨盤は身体の中心に位置し、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を担っています。この骨盤が歪むと、背骨や股関節にも影響が及び、結果として左腰に負担がかかりやすくなります。整骨院では、手技を用いて歪んだ骨盤を正しい位置へと調整し、身体の軸を安定させます。
また、日頃の悪い姿勢が左腰の痛みを引き起こしているケースも少なくありません。猫背や反り腰など、お客様の姿勢の状態を詳しく分析し、身体の重心が適切に保たれるよう、背骨や肩甲骨周りのバランスも調整していきます。これらの施術により、特定の筋肉や関節にかかっていた過度な負担が軽減され、自然治癒力も高まり、痛みの緩和につながります。
4.3 手技療法と運動療法
整骨院では、痛みの緩和だけでなく、痛みの出にくい身体づくりをサポートするため、手技療法と運動療法を組み合わせたアプローチを行います。
4.3.1 筋肉へのアプローチとストレッチ指導
左腰の痛みがある場合、その周辺の筋肉が過度に緊張していることがほとんどです。整骨院では、お客様の身体の状態に合わせて、手技による丁寧なマッサージや筋膜リリースなどを行い、硬くなった筋肉を緩め、血行を促進します。これにより、筋肉の柔軟性が向上し、痛みが和らぎます。
さらに、施術で整えた身体の状態を維持し、再発を防ぐためには、お客様ご自身でのケアも非常に重要です。そのため、個別の状態に合わせたストレッチや簡単な運動方法を具体的に指導いたします。例えば、腰やお尻周りの筋肉を効果的に伸ばすストレッチや、体幹を安定させるためのエクササイズなど、ご自宅や職場で無理なく続けられる方法をお伝えします。これらの運動療法は、筋肉の強化と柔軟性の維持に役立ち、左腰の痛みが再発しにくい健康な身体づくりへとつながります。
整骨院では、お客様が安心して施術を受け、ご自身の力で健康な状態を維持できるよう、総合的なサポートを提供しています。
5. 左腰の痛みを和らげる自宅での対策
左腰の痛みを和らげるためには、日々の生活の中で意識できる対策を取り入れることが大切です。特に、身体がリラックスしている時や、普段の姿勢を見直すことで、腰への負担を軽減し、痛みの改善へと繋がります。
5.1 お風呂上がりのリラックスストレッチ
お風呂上がりは、体が温まり筋肉が緩んでいるため、ストレッチを行うのに最適なタイミングです。この時に行うことで、硬くなった左腰周りの筋肉を効率良く伸ばし、血行促進にも役立ちます。痛みを感じない範囲で、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
| ストレッチ名 | 目的と効果 | やり方 |
|---|---|---|
| 膝抱えストレッチ | 腰からお尻にかけての筋肉、特に左側の腰方形筋や殿筋群の柔軟性を高めます。 | 仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せます。特に左側の腰に痛みがある場合は、左膝をゆっくりと胸に引き寄せ、両手で抱え込みましょう。この時、右足は伸ばしたままでも、膝を立てても構いません。左の腰やお尻が心地よく伸びるのを感じながら、20秒から30秒キープします。呼吸を止めず、ゆっくりと行いましょう。 |
| 体側伸ばしストレッチ | 左側の脇腹から腰にかけての筋肉(広背筋、外腹斜筋など)を伸ばし、身体の側面全体の柔軟性を向上させます。 | 椅子に座るか、楽な姿勢で立ちます。左腕を上に持ち上げ、ゆっくりと右側に体を傾けます。この時、左の脇腹から腰にかけてが心地よく伸びるのを感じるように意識してください。骨盤は動かさず、上半身だけを傾けるのがポイントです。左右交互に、それぞれ20秒から30秒キープしましょう。 |
| 猫のポーズ | 背骨全体の柔軟性を高め、腰回りの筋肉を緩めます。特に腰のS字カーブを意識しやすくなります。 | 四つん這いになり、手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。息を吐きながら背中を丸め、おへそを覗き込むように頭を下げます(猫のポーズ)。次に、息を吸いながら背中を反らせ、天井を見るように頭を上げます(牛のポーズ)。この動きをゆっくりと5回から10回繰り返しましょう。特に左腰に意識を向け、心地よい伸びを感じてください。 |
ストレッチは、痛みを感じる手前で止めることが重要です。無理に伸ばすと、かえって筋肉を痛める原因になりますので、「気持ちいい」と感じる範囲で実践してください。
5.2 正しい座り方と立ち方
日常生活の中で長時間行う「座る」「立つ」という動作は、腰への負担に大きく影響します。特に左腰の痛みがある場合は、身体の重心や骨盤のバランスを意識した正しい姿勢を心がけることで、負担を軽減し、痛みの改善に繋がります。
| 動作 | 正しい姿勢のポイント | 左腰への影響 |
|---|---|---|
| 座り方 |
| 猫背や浅く座る姿勢は、骨盤が後傾し、腰椎に過度な負担をかけます。特に左側に重心が偏りがちな座り方をしていると、左腰の筋肉や関節に大きなストレスがかかり、痛みを悪化させる原因となります。正しい座り方をすることで、腰椎への負担が均等に分散され、左腰の筋肉の緊張が和らぎます。 |
| 立ち方 |
| 片足に重心をかけたり、猫背で立つ姿勢は、骨盤の歪みや身体の左右のバランスを崩しやすくなります。特に左足に重心をかけすぎる立ち方は、左腰の筋肉に常に緊張を強いることになり、痛みの原因や悪化に繋がります。正しい立ち方を意識することで、身体全体のバランスが整い、左腰への不必要な負担が軽減されます。 |
長時間同じ姿勢を続けることは避け、30分から1時間に一度は立ち上がって軽く身体を動かしたり、ストレッチをしたりすることをおすすめします。日々の意識が、左腰の痛みの改善に繋がる第一歩となります。
6. こんな症状はすぐに整骨院へ
左側の腰の痛みは、放置すると慢性化してしまったり、日常生活に大きな支障をきたしたりする場合があります。ご自身の症状が以下のいずれかに当てはまる場合は、できるだけ早く整骨院にご相談ください。専門家が痛みの原因を特定し、適切な改善策を提案いたします。
6.1 急性的な強い痛みの場合
以下のような急性的な痛みは、身体からのSOSかもしれません。我慢せずに専門家のサポートを求めましょう。
- 突然、左腰に激痛が走り、身動きが取れないほどである。
- 寝返りを打つ、立ち上がる、座るなどの日常動作が困難である。
- 痛みが時間とともにどんどん強くなっている。
- 体を少しひねるだけでも、左腰に強い痛みが走る。
6.2 神経症状を伴う痛みの場合
左腰の痛みに加えて、以下のような神経症状がある場合は、神経が圧迫されている可能性があります。放置すると症状が悪化することもあるため、早めの対応が重要です。
| 症状の種類 | 具体的な状態 |
|---|---|
| しびれ | 左のお尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけてしびれやピリピリとした感覚がある。 |
| 感覚の異常 | 左足の感覚が鈍い、触ってもよく分からない部分がある、冷たさや熱さを感じにくい。 |
| 筋力低下 | 左足に力が入らない、つま先立ちやかかと立ちが難しい、つまずきやすくなったと感じる。 |
6.3 慢性的な痛みや原因不明の痛みの場合
痛みが長期間続いている、あるいは原因が分からない場合は、身体のバランスが崩れている可能性があります。自己判断せずに専門家にご相談ください。
- 左腰の痛みが数週間、数ヶ月と慢性的に続いている。
- 市販の湿布や鎮痛剤、自己流のストレッチでは改善が見られない。
- 特に思い当たる原因がないのに、左腰が痛む。
- 朝起きる時に特に痛みが強く、日中も常に違和感が続く。
6.4 日常生活に支障が出ている場合
左腰の痛みが原因で、仕事や家事、趣味などの日常生活に支障が出ている場合は、生活の質を向上させるためにも専門家によるサポートが必要です。
- 仕事中、座っていると左腰が痛くて集中できない。
- 家事をする際に、かがんだり物を持ち上げたりすると痛むため、動作を避けてしまう。
- 好きなスポーツや趣味活動が、左腰の痛みで楽しめない、あるいはできない。
- 痛みのせいで夜眠れなかったり、寝つきが悪かったりする。
- 長時間の運転や移動が、左腰の痛みで苦痛に感じる。
これらの症状に心当たりがある場合は、放置せずに早めに整骨院へご相談いただくことで、痛みの早期改善と再発防止を目指すことができます。専門的な視点から、あなたの左腰の痛みの根本原因を見つけ出し、適切な施術とアドバイスで、快適な日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。
7. まとめ
左側の腰の痛みは、単なる筋肉疲労や姿勢の歪みだけでなく、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛といった神経系の問題、さらには腎臓結石や子宮内膜症などの内臓疾患が原因となっている可能性もございます。このように原因が多岐にわたるため、自己判断で対処してしまうと、症状が悪化したり、適切な治療の機会を逃してしまうリスクがあります。
そのため、左腰の痛みが続く場合は、まず専門家にご相談いただくことが非常に重要です。整骨院では、丁寧な問診と検査を通じて痛みの根本原因を特定し、骨盤矯正や姿勢改善の施術、手技療法、そしてご自宅で実践できるストレッチ指導などを通して、身体全体のバランスを整えながら根本的な改善を目指します。
日々の生活における正しい座り方や立ち方、お風呂上がりのストレッチといったご自宅でのケアも、痛みの緩和や再発防止には欠かせません。しかし、症状が改善しない、あるいは悪化するようでしたら、放置せずに早めに専門家のサポートを受けることが、快適な日常生活を取り戻すための最も確実な一歩となります。
左腰の痛みは、あなたの身体からの大切なサインです。そのサインを見逃さず、適切なケアで健康な毎日を取り戻しましょう。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。




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