女の子座りは体に悪い?股関節と膝への負担とやめ方|金町の整骨院が解説
床に座るとき、気がつくと両膝を前でそろえ、足を外側に開いてお尻をぺたんと床につけている。
いわゆる女の子座りです。
ぺたんこ座り、とんび座り、アヒル座りと呼ばれることもあります。
楽な座り方なのに、膝や股関節に悪いと聞いて心配になった方も多いと思います。
この記事では、どこにどんな負担がかかるのかと、癖のやめ方、代わりの座り方をお伝えします。
あわせて、整骨院ではなく医療機関で相談したほうがよいサインもまとめました。
Contents
女の子座りとは、どんな座り方か
両膝を曲げて前でそろえ、すねと足を体の外側へ逃がし、そのあいだにお尻を落とす座り方です。
上から見ると、脚がアルファベットのWの形になります。
英語でも「W座り」と呼ばれています。
似た座り方に、両足を片側にそろえて流す横座りがあります。
横座りは左右どちらかに体重が偏る座り方で、脚のねじれ方が女の子座りとは違います。
この記事では、お尻が両足のあいだに落ちるW字の座り方を扱います。
一度座ると体がぐらつかず、背中を自分で支えなくても安定します。
テレビを見るとき、スマートフォンを触るとき、子どもが床で遊ぶときなどに自然と出やすい姿勢です。
股関節・膝・骨盤にかかる負担
女の子座りをしたからといって、すぐにけがにつながるわけではありません。
問題になりやすいのは、同じ座り方を毎日、長い時間続けることです。
関節が動く範囲の端で止まった状態が続くため、特定の場所に負担が集まります。
股関節は内側にひねられたまま
女の子座りでは、太ももの骨が股関節の中で内側に大きくひねられています。
この位置が長く続くと、股関節を外にひねる筋肉やお尻の筋肉が引き伸ばされたままになります。
立ち上がったあとに脚の付け根が詰まる感じや、動かしにくさを感じる方がいます。
膝はねじれと横からの力を受ける

膝から下は、太ももに対して外側へねじられています。
膝は曲げ伸ばしが得意な関節で、ねじる動きには強くありません。
さらに膝の内側が引き伸ばされ、膝のお皿は外側へ引っぱられる向きの力を受けます。
もともと膝のお皿がずれやすい方や、関節のやわらかい方は、この座り方で違和感が出ることがあります。
立ち上がるときに膝の内側が痛む、お皿のまわりが重いといった訴えが多い場所です。
骨盤とその上の姿勢
お尻が床に近く、脚が左右に開いているので、骨盤は左右にはぐらつきません。
その反面、おなかや背中の筋肉を使わなくても座っていられるため、体を支える力が働きにくくなります。
ほかの座り方に変えたとたんに背中が丸まってつらい方は、この影響を受けていることがあります。
女の子座りが癖になるのはなぜか
やめたほうがよいと分かっていても、気づくとこの座り方に戻っている方は少なくありません。
癖になりやすいのには、いくつか理由があります。
- 支える面が広く、力を抜いても倒れない
- 股関節を内側にひねる動きが楽にできる体つきの方が多い
- あぐらをかくと股関節が硬くてつらい、後ろに倒れそうになる
- 床に座る生活で、座る場所の高さを選べない
- スカートのときに脚を開きにくい
とくに、あぐらや体育座りで後ろに転がりそうになる方は、股関節の外側やお尻、太ももの裏が硬いことがあります。
楽な座り方を続けるうちに、ほかの座り方がさらにつらくなる循環が起こりやすくなります。
子どもと大人で違うこと
子どもの女の子座り
幼い子どもは、太ももの骨のねじれが大人より大きく、股関節を内側にひねる動きが楽にできます。
そのため、女の子座りをする子どもは珍しくありません。
成長とともに骨のねじれは小さくなり、自然とほかの座り方もするようになる子が多くいます。
女の子座りをしているだけで、すぐに心配する必要はないと考えています。
気にかけてほしいのは、この座り方しかできない場合や、歩き方や転び方に気になる点がある場合です。
つま先が内側を向いて歩く、よく転ぶ、脚を痛がるといった様子があれば、まず小児科や整形外科で相談してください。
医療機関で骨や関節の病気がないと分かったうえで、姿勢や体の使い方を見ていく方法もあります。
当院では子ども向けの整体も行っています。
大人の女の子座り
大人は骨の形が決まっているぶん、座り方の癖が膝や股関節の負担として表に出やすくなります。
膝の内側の痛み、立ち上がるときの股関節の詰まり、長く座ったあとの腰の重さなどです。
若いころから続けている方ほど、股関節を外に開く動きが硬くなっている傾向があります。
体重が増えた時期や、運動量が落ちた時期には、関節への負担が表に出やすくなります。
「前は平気だったのに」と感じたときは、座り方を見直す時期かもしれません。
やめ方と、代わりの座り方
長年の座り方は、意識だけで変えようとしてもなかなか続きません。
やめるより、ほかの座り方に置きかえるほうがうまくいきます。
座る場所の高さを変える
いちばん手軽なのは、床に直接座らないことです。
座椅子や低い椅子を使うか、お尻の下に折りたたんだクッションを入れて、お尻を膝より少し高くします。
お尻が高くなると骨盤が起きやすくなり、あぐらや長座でも後ろに倒れにくくなります。
置きかえ先の座り方

- あぐら(前に出す足を、ときどき左右入れかえる)
- 両膝を立てる体育座り
- 脚を前に伸ばす長座(壁やソファにもたれてよい)
- 横座り(流す向きを左右交互に入れかえる)
どれか一つを正解にする必要はありません。
同じ姿勢を長く続けないことのほうが大切です。
20〜30分に一度は座り方を変えるか、立ち上がって少し歩いてください。
子どもには声かけより環境で
子どもに「その座り方はだめ」と言い続けると、座ること自体が嫌になってしまうことがあります。
子ども用の低い椅子や踏み台を用意する、あぐらで遊べる高さの机にするなど、環境を整えるのがおすすめです。
自分でできるストレッチ
股関節の外側とお尻がやわらかくなると、あぐらや体育座りが楽になり、女の子座りに戻りにくくなります。
痛みが出るところまでは伸ばさず、息を止めないで行ってください。
足裏を合わせて股関節を開く
床に座り、両足の裏を合わせて、かかとを体に近づけます。
背筋を伸ばしたまま、両膝を床の方向へゆっくり下ろします。
内ももと脚の付け根が伸びる位置で、20〜30秒止めます。
膝を立てて体をひねる

脚を前に伸ばして座り、片方の膝を立てて、伸ばした脚の外側に足をつきます。
立てた膝を反対の腕で抱え、体を膝の方向へゆっくりひねります。
お尻の外側から腰の横が伸びるのを感じながら、左右20秒ずつ行います。
仰向けで膝を抱える
仰向けに寝て、片方の足首を反対の膝に乗せ、数字の4の形をつくります。
下の脚の太ももを両手で抱えて胸に引き寄せると、乗せた側のお尻が伸びます。
膝に痛みがある方は無理に引き寄せず、足を乗せるだけでも構いません。
こんなときは医療機関を受診してください
次のような症状があるときは、座り方の問題だけではない可能性があります。
整骨院ではなく、整形外科などの医療機関を受診してください。
子どもの場合は、小児科や小児整形外科でも相談できます。
- 膝が腫れている、熱を持っている
- 膝が途中で引っかかって伸びない、曲げ伸ばしの途中で急に動かなくなる
- 膝のお皿がずれた、外れたと感じたことがある
- 脚の付け根の痛みが2週間以上続く、歩くと痛む
- 脚の長さに左右差がある、片脚を引きずって歩く
- 子どもの歩き方がおかしい、以前より転びやすくなった
- 子どもが脚や膝をくり返し痛がる、痛みで夜中に目を覚ます
- 脚にしびれや力の入りにくさがある
- 安静にしていても痛む、熱が出ている
膝の引っかかりや腫れには、関節の中の軟骨や半月板が関係していることがあります。
脚の付け根の痛みや左右差には、股関節そのものの病気が隠れていることがあります。
こうした場合は、画像検査を含めた医師の診察が先です。
当院でも、これらのサインをうかがったときは施術より受診をおすすめしています。
整骨院では何をするか、保険は使えるか
整骨院で見られるのは、筋肉や関節の使い方から来ている痛みや違和感です。
当院では、痛む膝だけでなく、股関節の動く範囲、骨盤の傾き、立ち方や座り方まで確認します。
硬くなっている筋肉を手技でゆるめ、動きの落ちている関節に動きを出します。
そのうえで、ご自宅で続けやすいストレッチや座り方をお伝えします。
骨盤まわりが気になる方は、骨盤矯正の必要度チェックも参考にしてください。
保険については、転んで膝をひねったなど、いつ何をして痛めたかがはっきりしている急性のけがは健康保険の対象です。
座り方の癖から来る慢性的な痛みや、姿勢の改善を目的とした施術は自費になります。
どちらに当たるかは受付でご説明します。
料金は施術メニューをご覧ください。
通う目安と相談先
座り方の癖から来ている痛みは、施術に加えて、ふだんの過ごし方が変わることで軽くなっていきます。
はじめは週に1回程度を数週間続け、体の変化とセルフケアの続き具合を見ながら間隔を空けていく方が多いです。
回数には個人差がありますので、初回に体の状態を確認したうえで目安をお伝えします。
初めての方は、施術の流れもあわせてご覧ください。
よくあるご質問
女の子座りでO脚やX脚になりますか
脚の形は、骨の成長や筋肉の使い方など、いくつもの要素で決まります。
座り方だけで脚の形が決まるとは言えません。
ただ、膝がねじれる姿勢を毎日長く続けることは、膝にとって楽なことではありません。
女の子座りのほうが楽なのですが、やめたほうがよいですか
一切しないようにする必要はありません。
短い時間なら、とくに問題にならない方も多くいます。
長く続けないこと、ほかの座り方も選べるようにしておくこと、この2つを目安にしてください。
あぐらをかくと後ろに倒れそうになります
股関節の外側やお尻、太ももの裏が硬いときに起こりやすい状態です。
お尻の下にクッションを入れて高さを出すと、骨盤が起きて座りやすくなります。
上のストレッチとあわせて試してみてください。
床に座る時間が長い方へ
女の子座りは、体が楽な姿勢を探した結果として身についた座り方です。
責める必要はありませんが、膝や股関節に違和感が出てきたら、座り方と体の硬さを見直すきっかけにしてください。
KSC金町オレンジ鍼灸整骨院では、痛みの出ている場所だけでなく、座り方や立ち方の癖まで確認しています。
医療機関の受診が先か、施術で様子を見てよいかも含めてお伝えしますので、お気軽にご相談ください。
ご予約やアクセスはお問い合わせページをご覧ください。
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