[ブログ記事監修者]


前原充喜
柔道整復師


オレンジ整骨院グループの前原充喜です。日々の臨床を通して感じることや、ケガ・不調の原因、そして健康を維持するための考え方を、できるだけ分かりやすく発信していきたいと思っています。
私たちオレンジ整骨院グループは「地域の皆さまの健康寿命をのばすこと」「患者様のご卒業」を共通の目標として掲げています。その想いを共有する仲間たちと共に、金町オレンジ鍼灸整骨院・京成金町オレンジ整骨院の現場からも、確かな知識と実践的な情報をお届けしてまいります。
「朝起きると腰が重い」「長時間座っていると腰が痛む」など、つらい腰痛に悩まされていませんか? 実は、ご自宅で手軽に実践できるツボ押しが、腰の痛みを和らげる効果的な方法の一つです。この記事では、多くの腰痛患者様と向き合ってきた整骨院が、腰痛に特におすすめのツボを厳選し、その正確な場所を図解で分かりやすく解説します。さらに、ツボの効果を最大限に引き出す正しい押し方や、ツボ押しの基本、注意点、そしてツボ押し以外の日常生活で取り入れられる腰痛対策まで、あなたの腰痛改善に役立つ情報を網羅的にご紹介します。今日からできるセルフケアで、つらい腰の痛みを軽減し、快適な毎日を取り戻すための一歩を踏み出しましょう。
Contents
1. 腰痛に悩むあなたへ ツボで痛みを和らげましょう
多くの方が一度は経験する腰の痛みは、日常生活の質を大きく低下させてしまうことがあります。朝起きる時の辛さ、長時間座っていることでのだるさ、立ち仕事での不快感など、腰痛はさまざまな場面で私たちを悩ませます。痛み止めに頼るだけでなく、ご自身の身体と向き合い、根本的なケアを始めたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、私たちの身体には、腰の痛みを和らげるための「ツボ」が数多く存在しています。これらのツボを適切に刺激することで、血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれ、痛みの軽減につながることが期待できるのです。特に、日頃から身体のバランスを整えることに注力している整骨院では、ツボの知識を活かした施術や、ご自宅でできるセルフケアの指導を行っています。
この章では、なぜツボ押しが腰痛に効果的なのか、その基本的な考え方についてお伝えします。専門家である整骨院の視点から、ツボの持つ力を最大限に引き出し、あなたの腰痛を和らげるための一歩を踏み出すお手伝いをいたします。次の章からは、具体的なツボの場所や押し方を詳しく解説してまいりますので、ぜひ最後までお読みください。
2. 腰痛を和らげる効果的なツボを徹底解説
腰痛に悩む方は非常に多く、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。そんなつらい腰痛の緩和に役立つのが、東洋医学で古くから用いられてきた「ツボ」です。ツボを刺激することで、体の巡りを整え、筋肉の緊張を和らげ、私たち自身の持つ自然治癒力を高める効果が期待できます。ここでは、特に腰痛に効果的なツボを厳選し、その場所や具体的な押し方、期待できる効果を詳しく解説していきます。
まずは、今回ご紹介する代表的な腰痛ツボの概要を以下の表でご確認ください。
| ツボの名前 | 主な場所 | 期待される主な効果 |
|---|---|---|
| 腎兪(じんゆ) | 腰の背骨の脇 | 腰全体の痛み、疲労回復 |
| 大腸兪(だいちょうゆ) | 骨盤の少し上、腰の中心の脇 | 腰の中心の痛み、お腹の不調 |
| 志室(ししつ) | 腎兪の少し外側 | 腰の重だるさ、腰の疲労感 |
| 委中(いちゅう) | 膝の裏の中央 | 坐骨神経痛、足の疲れ |
| 崑崙(こんろん) | 外くるぶしの後ろ側 | 足の冷えからくる腰痛、むくみ |
これらのツボを正しく刺激することで、つらい腰痛の緩和を目指しましょう。
2.1 腎兪 腰の痛みに効く代表的なツボ
2.1.1 腎兪の場所を図解で確認
腎兪は、腰の痛み全般に効果が期待できる代表的なツボです。場所は、背骨をたどり、ウエストラインの少し上、へその高さの背骨から左右に指幅2本分(約3cm)外側にあります。ちょうど肋骨の一番下の骨のあたりに位置します。自分で触る際は、親指を背骨に当て、残りの指を腰に回し、親指の付け根から指2本分外側を探すと見つけやすいでしょう。押すと少し響くような感覚があるのが特徴です。
2.1.2 腎兪の効果的な押し方
腎兪を押す際は、両手の親指をツボに当て、ゆっくりと垂直に押しましょう。息を吐きながら3〜5秒かけてじんわりと押し込み、息を吸いながらゆっくりと力を抜くのがポイントです。これを5回程度繰り返してください。「気持ちいい」と感じる程度の強さで、決して無理に強く押さないように注意してください。お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うと、より血行が促進され、効果が高まります。腰の重だるさや慢性的な腰痛の緩和に役立ちます。
2.2 大腸兪 腰の中心の痛みに
2.2.1 大腸兪の場所を図解で確認
大腸兪は、腰の中心部分の痛みや、お腹の不調からくる腰痛に効果が期待できるツボです。場所は、骨盤の一番高い位置を結んだ線と背骨が交わる点から、左右に指幅2本分(約3cm)外側にあります。ちょうどお尻の割れ目の少し上のあたり、仙骨の両脇に位置すると考えると分かりやすいでしょう。自分で探す際は、腰に手を当て、骨盤の出っ張りをたどり、そこから背骨に向かって少し下がり、左右のくぼみを探してみてください。
2.2.2 大腸兪の効果的な押し方
大腸兪を押す際は、両手の親指をツボに当て、体の中心に向かってゆっくりと押します。呼吸に合わせて、息を吐きながら3〜5秒かけて圧をかけ、息を吸いながらゆっくりと緩めます。これを5回程度繰り返しましょう。腰の筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、腰の中心の鈍い痛みや便秘による腰の張りの緩和が期待できます。うつ伏せになり、テニスボールなどをツボに当てて体重をかける方法も効果的です。
2.3 志室 腰の重だるさに
2.3.1 志室の場所を図解で確認
志室は、腰の重だるさや疲労感を感じる時に特に効果的なツボです。場所は、先ほど解説した腎兪のさらに指幅2本分(約3cm)外側に位置します。つまり、へその高さの背骨から、左右に指幅4本分(約6cm)外側にあたる部分です。脇腹に近い位置にあるため、自分で押す際は少し体をひねるようにすると良いでしょう。腎兪とセットで刺激することで、より高い相乗効果が期待できます。
2.3.2 志室の効果的な押し方
志室を押す際は、親指や人差し指、中指を重ねてツボに当て、少し斜め下方向に向かってゆっくりと圧をかけます。息を吐きながら5秒ほど押し、息を吸いながらゆっくりと力を抜きます。これを3〜5回繰り返しましょう。デスクワークなどで長時間座りっぱなしの方や、腰のハリを感じる方におすすめです。血流を改善し、腰回りの筋肉の疲労回復を促します。
2.4 委中 坐骨神経痛にも
2.4.1 委中の場所を図解で確認
委中は、膝の裏にあるツボで、坐骨神経痛によるお尻から足にかけての痛みやしびれ、足の疲れに効果が期待できます。場所は、膝を軽く曲げたときにできるシワのちょうど中央に位置します。膝の裏には大きな血管や神経が通っているため、優しく慎重にツボを探してください。自分で見つける際は、膝を立てて座り、両手の親指を膝の裏のくぼみに当てると分かりやすいでしょう。
2.4.2 委中効果的な押し方
委中を押す際は、両手の親指で挟むように、または片手の親指をツボに当てて、ゆっくりと膝の奥に向かって圧をかけます。痛みを感じる場合は無理せず、「気持ちいい」と感じる程度の強さで優しく刺激してください。息を吐きながら3〜5秒押し、息を吸いながら力を抜く動作を5回程度繰り返します。足の血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることで、坐骨神経痛の症状緩和や足全体の疲労回復に繋がります。
2.5 崑崙 足の冷えからくる腰痛に
2.5.1 崑崙の場所を図解で確認
崑崙は、足の冷えやむくみからくる腰痛に効果が期待できるツボです。場所は、外くるぶしの最も出っ張っている部分とアキレス腱の間にあります。くるぶしから指をアキレス腱に沿って滑らせると、くぼみが見つかるでしょう。このツボは、足首の動きや下半身の血行と深く関わっており、冷え性の改善にも役立ちます。
2.5.2 崑崙の効果的な押し方
崑崙を押す際は、親指の腹をツボに当て、アキレス腱に向かってゆっくりと圧をかけます。こちらも呼吸に合わせて、息を吐きながら3〜5秒かけて押し込み、息を吸いながらゆっくりと力を抜きましょう。これを5回程度繰り返してください。足首の柔軟性を高め、下半身の血流を改善することで、足の冷えやそれに伴う腰痛の緩和に効果が期待できます。足浴中や就寝前に行うのもおすすめです。
3. ツボ押しの基本と効果を高めるコツ
腰痛を和らげるツボ押しは、ただ押せば良いというものではありません。効果を最大限に引き出すためには、いくつかの基本的なポイントと、さらに効果を高めるためのコツがあります。ここでは、ツボ押しの正しい方法と、日々のケアに取り入れる際の工夫について詳しく解説いたします。
3.1 ツボを押すときの力加減と回数
ツボ押しは、「痛気持ちいい」と感じる程度の力加減が理想的です。強く押しすぎると、筋肉を傷つけたり、かえって痛みを悪化させたりする可能性がありますのでご注意ください。優しく、しかし確実にツボに刺激が伝わるように意識しましょう。
| 項目 | 推奨される方法 |
|---|---|
| 力加減 | 「痛気持ちいい」と感じる程度が目安です。指の腹を使い、ゆっくりと垂直に圧を加えてください。強く押しすぎると、揉み返しや内出血の原因となる場合があります。 |
| 押し方 | 親指や人差し指、中指の腹を使い、ツボに対して垂直にゆっくりと圧をかけます。円を描くように揉むのではなく、一点に集中してじんわりと圧を加えるのが効果的です。 |
| 持続時間 | 一つのツボにつき、5秒から10秒程度かけてゆっくりと圧をかけ、ゆっくりと力を抜きます。これを3回から5回程度繰り返すのが一般的です。 |
| 頻度 | 1日に1回から数回、ご自身の体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。特に、入浴後など体が温まっている時がおすすめです。 |
3.2 ツボ押し効果をさらに高めるポイント
ツボ押しの効果をより一層引き出すためには、いくつかの工夫を取り入れることが大切です。以下のポイントを参考に、日々のケアに役立ててください。
3.2.1 体を温める
ツボを押す前に、お風呂に入ったり、温かいタオルで腰周りを温めたりすると、血行が促進され、ツボの感受性が高まります。体が温まっている状態で行うと、より効果を実感しやすくなります。
3.2.2 リラックスした状態で行う
精神的な緊張は、筋肉の硬直につながり、ツボの効果を妨げることがあります。深呼吸をしながら、心身ともにリラックスした状態で行うことを心がけましょう。静かな環境で、ゆったりとした気持ちで行うのがおすすめです。
3.2.3 呼吸を意識する
ツボを押す際に、息をゆっくりと吐きながら圧を加え、息を吸いながらゆっくりと力を抜くようにすると、より深いリラックス効果とツボへの刺激が期待できます。呼吸と動作を連動させることで、効果が高まります。
3.2.4 継続すること
ツボ押しは、一度行っただけで劇的な効果が得られるものではありません。毎日少しずつでも継続して行うことが、腰痛の根本的な改善や予防につながります。習慣化することで、体の変化を感じやすくなります。
3.2.5 水分補給
ツボ押しを行う前後には、コップ一杯の水を飲むことをおすすめします。水分補給は血行を促進し、体内の巡りを良くすることで、ツボ押しの効果をサポートすると考えられています。
3.2.6 正しい姿勢を意識する
ツボ押しを行う際だけでなく、日常生活においても正しい姿勢を意識することは腰痛対策の基本です。ツボ押しで一時的に痛みが和らいでも、姿勢が悪いままだと再び腰に負担がかかってしまいます。ツボ押しと合わせて姿勢改善にも取り組みましょう。
4. 整骨院が教えるツボ押しの注意点
ご自宅で手軽に行えるツボ押しは、腰痛ケアの強い味方ですが、より安全で効果的に行うためには、いくつかの注意点を知っておくことが大切です。特に、身体の状態によってはツボ押しを避けるべき場合や、万が一症状が悪化した場合の対処法についても、専門家である整骨院の視点から詳しく解説いたします。
4.1 ツボ押しを避けるべきケース
ツボ押しは基本的に安全なケアですが、特定の状況下では避けるべき場合があります。無理をして行うと、かえって症状を悪化させたり、体に負担をかけたりする可能性があります。ご自身の体調をよく確認し、以下のケースに当てはまる場合はツボ押しを控えるようにしてください。
| 状況 | 注意点 |
|---|---|
| 発熱時や体調がすぐれない時 | 体力が低下しているため、ツボ押しによる刺激が負担になる可能性があります。 |
| 飲酒後や極度の疲労時 | 判断力が低下し、適切な力加減が難しくなるため、思わぬトラブルにつながることがあります。 |
| 食後すぐや空腹時 | 食後すぐは消化器に血液が集中しているため、空腹時は気分が悪くなる可能性があるため、避けるのが賢明です。 |
| 妊娠中の方 | 特定のツボへの刺激が身体に影響を与える可能性があるため、必ず専門家にご相談ください。 |
| 皮膚に炎症、傷、湿疹などがある部位 | 刺激により症状が悪化する恐れがあります。直接その部位を避けてください。 |
| 骨折、脱臼、捻挫などの急性期の外傷がある場合 | 患部に負担をかけるため、専門家による適切な処置が優先されます。 |
| 重篤な病気をお持ちの方(高血圧、心臓病、糖尿病など) | ツボ押しが病状に影響を与える可能性も考えられますので、必ずかかりつけの専門家にご相談ください。 |
4.2 症状が悪化した場合の対処法
ツボ押しは正しく行えば効果的ですが、万が一、ツボ押し後に腰の痛みが強くなったり、しびれが悪化したり、新たな不快感が生じた場合は、すぐにツボ押しを中止してください。
無理に続けたり、自己判断で対処したりすることは避け、安静にして様子を見るようにしてください。症状が改善しない場合や、悪化が続く場合は、速やかに専門の整骨院にご相談いただくことが重要です。ご自身の身体の状態を正確に伝え、適切なアドバイスと施術を受けるようにしましょう。
5. ツボ押し以外の腰痛対策と予防法
ツボ押しは腰痛の緩和にとても効果的ですが、日々の生活習慣を見直し、ツボ押しと組み合わせることで、さらに腰痛の根本的な改善と予防に繋がります。ここでは、整骨院がおすすめするツボ押し以外の腰痛対策と予防法をご紹介します。
5.1 日常生活でできる腰痛改善ストレッチ
硬くなった筋肉は血行不良を引き起こし、腰痛の原因となります。毎日少しずつでもストレッチを習慣にすることで、筋肉の柔軟性を高め、腰への負担を軽減できます。ここでは、ご自宅で手軽にできる腰痛改善ストレッチをご紹介します。
ストレッチは無理のない範囲で、ゆっくりと呼吸しながら行うことが大切です。
| ストレッチ名 | 目的と効果 | 実践ポイント |
|---|---|---|
| 猫のポーズ | 背骨の柔軟性を高め、腰回りの筋肉を緩めます。 | 四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、息を吸いながら背中を反らします。腰に痛みを感じない範囲で行いましょう。 |
| 膝抱えストレッチ | 腰の深部の筋肉(腸腰筋など)を伸ばし、腰の緊張を和らげます。 | 仰向けになり、片膝ずつ、または両膝を抱えて胸に引き寄せます。お尻が浮かないように意識してください。 |
| 体幹ひねりストレッチ | 体幹の筋肉を使い、背骨の可動域を広げます。 | 仰向けになり、両膝を立てて左右に倒します。肩が床から離れないように注意し、ゆっくりと行います。 |
これらのストレッチを毎日継続することで、腰回りの筋肉がほぐれ、腰痛の緩和や予防に繋がります。痛みを感じる場合はすぐに中止し、無理はしないでください。
5.2 姿勢の改善とデスクワークの工夫
悪い姿勢は腰に大きな負担をかけ、腰痛の大きな原因となります。特にデスクワークが多い方は、無意識のうちに腰に負担をかけていることがあります。日頃の姿勢を見直し、作業環境を整えることが腰痛予防には不可欠です。
5.2.1 普段の姿勢を見直しましょう
立つときも座るときも、骨盤を立て、背骨の自然なS字カーブを意識することが重要です。猫背や反り腰にならないよう、腹筋と背筋をバランス良く使うことを心がけましょう。
- 立つ姿勢:頭のてっぺんから糸で引っ張られているようなイメージで、背筋を伸ばします。お腹を軽く引き締め、重心が足の裏全体にかかるように意識します。
- 座る姿勢:深く腰掛け、背もたれに寄りかかりすぎないようにします。足の裏は床にしっかりつけ、膝の角度が約90度になるように調整します。
5.2.2 デスクワーク環境の最適化
長時間のデスクワークは、腰に大きな負担をかけます。以下のポイントを参考に、作業環境を整えて腰痛を予防しましょう。
| 工夫点 | 具体的な対策 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 椅子の選び方 | 骨盤をしっかりサポートし、背もたれが背骨のカーブに合うものを選びます。高さ調節ができるものが理想的です。 | 正しい座り姿勢を保ちやすくなり、腰への負担が軽減されます。 |
| モニターの位置 | 目線が自然に下がる位置ではなく、目線の高さかやや下にモニターの上端が来るように調整します。 | 首や肩の負担が減り、猫背になりにくくなります。 |
| 定期的な休憩 | 1時間に1回は席を立ち、軽くストレッチをしたり、歩いたりして体を動かします。 | 長時間の同じ姿勢による筋肉の硬直を防ぎ、血行を促進します。 |
| 足元の工夫 | 足が床につかない場合は、フットレストなどを利用して足裏全体が安定するようにします。 | 太ももの裏への圧迫を減らし、血行不良やむくみを防ぎます。 |
これらの工夫を実践することで、デスクワークによる腰への負担を大きく減らし、腰痛の予防に繋がります。
5.3 温活で血行促進 腰痛を和らげる
体が冷えると、筋肉は硬くなり、血行が悪化して腰痛を引き起こしやすくなります。体を温める「温活」は、腰痛の緩和と予防に非常に効果的です。
5.3.1 温めることのメリット
体を温めることで、主に以下のようなメリットが得られます。
- 血行促進:温まることで血管が広がり、血流が改善されます。これにより、疲労物質や痛みの原因物質が流れやすくなります。
- 筋肉の緊張緩和:温熱効果で硬くなった筋肉がほぐれやすくなり、痛みが和らぎます。
- リラックス効果:体が温まると副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできます。ストレスも腰痛の一因となるため、リラックスは重要です。
5.3.2 効果的な温活方法
日常生活に取り入れやすい温活方法をご紹介します。
- 入浴:シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かることで、体を芯から温めることができます。38~40度程度のぬるめのお湯に15分以上浸かるのがおすすめです。
- 温湿布やカイロ:腰に直接貼ることで、患部をピンポイントで温められます。低温やけどには注意し、就寝時は剥がすようにしましょう。
- 腹巻きやレッグウォーマー:お腹や足元を冷やさないようにすることで、全身の血行促進に繋がります。特に寝ている間の冷え対策におすすめです。
- 温かい飲み物や食事:体を内側から温めることも大切です。冷たい飲み物や体を冷やす食べ物は避け、温かいものを選ぶようにしましょう。
ただし、腰が急に痛み出した場合や、熱を持っているような炎症性の腰痛の場合は、温めることで症状が悪化することもあります。そのような場合は、無理に温めず、専門家にご相談ください。
6. まとめ
この記事では、腰痛に効果的なツボとその正しい押し方、そして注意点について詳しく解説いたしました。腎兪、大腸兪、志室、委中、崑崙といったツボは、ご自宅で手軽に実践できるセルフケアとして、多くの方の腰痛緩和に役立つ可能性があります。ご紹介したツボの場所や押し方を参考に、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。
しかし、ツボ押しはあくまで腰痛対策の一つです。日々の生活習慣を見直し、ストレッチや姿勢の改善、体を温める温活なども併せて行うことで、より効果的に腰痛を予防し、改善へと導くことができます。継続的なケアが、快適な毎日を送るための鍵となります。
もし、ご自身でのケアだけでは症状が改善しない場合や、かえって悪化してしまった場合は、無理をせず専門家にご相談ください。腰痛の原因は人それぞれ異なり、適切な診断と施術が必要なケースもございます。あなたの腰痛の原因を特定し、適切なアドバイスや施術を提供することで、より早く快適な日常を取り戻すお手伝いができます。何かお困りごとがありましたら、どうぞお気軽に当院へお問い合わせください。




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