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肘が痛いのはなぜ?曲げ伸ばしで痛む原因とテニス肘の見分け方|金町の整骨院が解説

物をつかむと肘の外側がズキッとする。
ペットボトルのふたを開けるときや、タオルを絞るときに痛む。
肘を曲げ伸ばしすると、どこかが引っかかるような感じがある。
こうした「肘が痛い」というご相談は、スポーツをする方だけでなく、家事や仕事で手を使う方からも多くいただきます。

肘の痛みは、痛む場所によって考えられることが変わります。
この記事では、外側・内側・後ろに分けて主な原因をお伝えします。
あわせて、テニス肘の見分け方や自分でできること、医療機関を受診したほうがよいサインもまとめました。

肘の痛みとは

肘は、二の腕の骨(上腕骨)と、前腕にある2本の骨(橈骨・尺骨)が組み合わさってできた関節です。
曲げ伸ばしのほか、手のひらを上や下に向けるひねりの動きも、肘のまわりで行われています。

肘の外側には、手首や指を反らす筋肉が付いています。
内側には、手首を曲げたり物を握ったりする筋肉が付いています。
そのため、肘の痛みの多くは、肘そのものより手や手首の使い方と関係しています。

痛む場所、どの動きで痛むか、しびれがあるかが、原因を考える手がかりになります。
肘から上、二の腕のあたりが痛む場合は、腕が痛い、肘から上が痛むときの記事もあわせてご覧ください。

痛む場所ごとに考えられること

外側が痛む:テニス肘

ピンクのTシャツの女性が押さえる肘が赤く示されている
肘の外側が痛むときは、手首を反らす筋肉の付け根が関係していることがあります

肘の外側の痛みで多いのが、上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)です。
一般にテニス肘と呼ばれていますが、テニスをしない方にもよく起こります。

手首を反らす筋肉は、肘の外側の出っぱった骨に付いています。
物をつかむ、持ち上げる、ひねるといった動きをくり返すと、この付け根に負担が集まります。
30〜50代の方に多く、家事や育児、パソコン作業、工具を使う仕事などがきっかけになることもあります。

じっとしているときはあまり痛まず、物をつかんだ瞬間に痛むのが特徴です。
やかんやフライパンを片手で持つ、ドアノブを回すといった日常の動作で痛みを感じやすくなります。

テニス肘の見分け方

次のような動きで肘の外側に痛みが出るときは、テニス肘の可能性があります。

  • 肘を伸ばして手のひらを下に向け、椅子の背などを片手で持ち上げると痛む
  • 肘を伸ばしたまま、手の甲を反らす方向に力を入れると痛む
  • 雑巾やタオルを絞ると痛む
  • 肘の外側の骨の出っぱりを押すと痛む

これはご自分で確かめるための目安で、診断ではありません。
痛みが強くなるほど力を入れて試さないでください。
しびれや腫れがあるときは、次にお伝えする別の原因も考えられます。

テニスコートでラケットを両手で握って振る女性
テニスでは、とくにバックハンドで肘の外側に負担がかかりやすいと言われています

内側が痛む:ゴルフ肘・野球肘

肘の内側の痛みは、上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)と呼ばれます。
ゴルフ肘とも言われ、手首を曲げる、強く握るといった動きのくり返しで起こりやすくなります。
ゴルフのほか、重い荷物を手に提げる、包丁やはさみをよく使う方にも見られます。

成長期の子どもが野球などで投げたときに肘の内側を痛がる場合は、野球肘のことがあります。
骨や軟骨の成長に関わるため、早めに整形外科で確かめてもらってください。

後ろが痛む・腫れる

肘の後ろの出っぱり(肘頭)が痛むときは、肘を伸ばす筋肉の付け根に負担がかかっていることがあります。
腕立て伏せや、物を押す動作で痛みやすいのが特徴です。

机に肘をつく癖がある方は、肘の後ろに水がたまったように、ぷよぷよと腫れることがあります。
これは肘頭滑液包炎(ちゅうとうかつえきほうえん)と呼ばれるものです。
赤みや熱をともなうときは細菌が入っていることもあるため、医療機関を受診してください。

曲げ伸ばしで引っかかる・伸びきらない

肘が最後まで伸びない、曲げ伸ばしの途中で引っかかる、ゴリッと音がする。
こうした場合は、関節の軟骨のすり減りや、関節の中に骨のかけらがあることも考えられます。
レントゲンなどの検査が必要になるため、整形外科での確認をおすすめします。

小指側がしびれる

肘の内側には、尺骨神経という神経が通っています。
肘をぶつけたときにビリッと響く場所です。
ここが圧迫されると、小指や薬指にしびれが出ることがあります。
しびれや力の入りにくさがある場合は、医療機関で神経の検査を受けてください。

使いすぎが関係していることが多い

肘の痛みの多くは、手や手首を使う動作のくり返しと関係しています。
次のようなことに心当たりがないか、振り返ってみてください。

  • 最近、仕事や家事で手を使う量が増えた
  • パソコンのキーボードやマウスを長時間使っている
  • 重い荷物や買い物袋を片手で提げることが多い
  • 子どもの抱っこや介護で、腕に力を入れる時間が長い
  • スポーツを再開した、練習量を増やした
  • 道具やラケットの握りが太すぎる、細すぎる

年齢とともに腱は傷みやすくなるため、同じ作業量でも痛みが出やすくなることがあります。
使いすぎに気づいたら、まずは負担を減らすことが大切です。

自分でできること

痛む動作をしばらく減らす

グレーのニットの女性が片手で反対の腕の肘を支える
痛む動作を減らし、肘を休ませる時間をつくります

痛みが出る動作は、できるだけ控えてください。
重い物は片手で持たず、両手で体に近づけて持ちます。
外側が痛む場合は、手のひらを上に向けて持つと、肘の外側への負担が軽くなります。
まったく動かさないのではなく、痛みの出ない範囲では腕を使って構いません。

冷やすか温めるか

急に痛くなった直後や、熱をもって腫れているときは冷やします。
氷水を入れた袋をタオルで包み、15分ほど当てるのが目安です。
はっきりしたきっかけがなく、重だるい痛みが続いているときは、温めて楽になるなら温めて構いません。

前腕の筋肉を伸ばす

肘を伸ばして腕を前に出し、手のひらを下に向けます。
反対の手で手の甲を持ち、ゆっくり手前に曲げて、前腕の外側を20秒ほど伸ばします。
内側が痛む場合は、手のひらを上に向け、指先を下に向けるように反らして前腕の内側を伸ばします。
痛みが強くなるときは無理に続けず、息を止めずに行ってください。

サポーターを使う

前腕の肘に近いところに巻く、テニス肘用のバンドがあります。
筋肉の付け根にかかる力を分散させる目的のもので、作業中に使うと楽になる方もいます。
締めすぎると手がしびれることがあるため、きつすぎない強さで使ってください。

こんなときは医療機関を受診してください

肘の痛みの中には、骨折や神経の障害など、整骨院ではなく医療機関で診てもらう必要があるものがあります。
次に当てはまるときは、整形外科を受診してください。

  • 転んで手をついた、肘をぶつけたあとから痛む
  • 肘が腫れている、形が変わっている
  • 肘が赤く腫れて熱をもっている、発熱がある
  • 肘が曲がらない、伸びない、途中で引っかかって動かない
  • 小指や薬指にしびれがある、指に力が入りにくい
  • 安静にしていても痛む、夜も痛みで目が覚める
  • 成長期の子どもが、投げたあとに肘を痛がる
  • 小さな子どもが腕を引っぱられたあとから、腕を動かそうとしない

けがのあとの腫れや変形は、骨折や脱臼のおそれがあります。
赤みや熱、発熱をともなう腫れは、感染が起きていることもあるため、早めに受診してください。
しびれがある場合は、首や肘の神経の検査が必要になることがあります。

整骨院で行うことと、保険について

当院では、まず痛む場所と、どの動きで痛むかをうかがいます。
握る、手首を反らす、肘を曲げ伸ばすといった動きで痛みの出方を確認します。
医療機関の受診が先と判断した場合は、施術ではなく受診をおすすめしています。

施術では、手技で前腕や二の腕の筋肉の緊張をゆるめ、肘の付け根にかかる負担を減らしていきます。
必要に応じてテーピングで肘まわりを支え、痛みの出にくい手の使い方もお伝えします。
院名のとおり鍼灸も行っていますので、手技と組み合わせることもあります。

保険の対象は、いつ・何をして痛めたかがはっきりしている急性のけがです。
転んで肘をついた、重い物を持った瞬間に痛めたといった場合がこれに当たります。
原因のはっきりしないまま続いている慢性の痛みは、自費になります。
骨折や脱臼が疑われる場合は、応急の手当てを行ったうえで医療機関をご案内します。
料金は施術メニューのページでご確認ください。

通う目安と相談先

痛めた直後の急性の痛みは、はじめの1〜2週間は間隔を詰めて通っていただくことが多いです。
痛みが落ち着いてきたら、少しずつ間隔を空けていきます。

使いすぎによる痛みは、手の使い方を見直しながら、週に1〜2回を数週間続けて変化を見ていくことがあります。
仕事や家事で手を休めにくい方も多いため、続けやすい工夫を一緒に考えます。
回復までの期間には個人差があるため、初回に見立てをお伝えしたうえで目安をご相談します。

よくあるご質問

テニスをしていないのに、テニス肘と言われました

テニス肘は、手首を反らす筋肉の付け根に負担が集まって起こるものです。
テニスに限らず、家事やパソコン作業、工具を使う仕事など、手をよく使う方に多く見られます。

湿布を貼っても大丈夫ですか

痛みを和らげる目的で使うのは構いません。
ただ、痛む動作を続けていると、湿布で楽になってもくり返すことがあります。
2〜3週間たっても変わらないときは、一度ご相談ください。

痛くても使い続けてよいですか

痛みをがまんして使い続けると、長引く原因になりやすいと言われています。
痛みの出ない範囲で使い、痛む動作は回数や時間を減らしてください。

肘の痛みが続いているときは

肘の痛みは、痛む場所と、どの動きで痛むかによって考えることが変わります。
使いすぎによるものは、手の使い方を見直すことで負担を減らせることが多くあります。

KSC金町オレンジ鍼灸整骨院では、施術が向いているか、医療機関の受診が先かを初回にお伝えしています。
場所や予約の方法は、お問い合わせ・アクセスのページをご覧ください。

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